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冬晴れに恵まれた初日、奈良県林業機械化推進センターで、緑の研修生OBでもあるチェーンソーカーバー、梶谷哲也さんを取材。これまでにもチェーンソーアートの作品は見てきましたが、梶谷さんの作ったというフクロウを見て、度肝を抜かれました。羽毛の一枚一枚までが細やかに表現され、繊細で愛らしく、それでいて生き生きとして、まさに「芸術」、アートなのです。制作の様子を目の前で見せてもらい、さらに唖然。あれよあれよという間に一本の丸太がフクロウという生き物に変身していく、その速いこと!しかも、チェーンソーを自在に操る梶谷さんの動きは、腰が入っているにも関わらず、音楽が聞こえてきそうなほどリズミカルで、心から楽しんで創作しているのが伝わってきます。「林業というのは、山の中で行うためなかなか人目につかない仕事なので、このチェーンソーアートをツールとして、多くの人に山の魅力、木の魅力、ひいては林業の魅力を知ってもらえたら、うれしい。『魅せる林業』を目指します!」という志の確かさにも触れ、大変気持ちよかったです。
取材の終盤には、梶谷さんの奥さんである加根(ますね)さんも、身重の体を押して駆けつけてくれました。妻としては、なんといっても洗濯が大変なんだそうです。作業着に付着した木屑とオイルは、「洗濯機を3回くらい回さないと落ちない」とか。チェーンソーアートの日本大会で5位に入賞したという梶谷さん、その才能が花開いた陰には、こうした内助の功があったんですね。 |
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