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愛媛生まれという由紀さんですが、京都で友禅の修業をしていたそうです。そんな折、長野で開かれた環境関係のイベントで出会った現在のご主人と意気投合、たった一日で結婚を決め、長崎に嫁いできたとか。とはいえ、友禅のような着物は大勢の職人さんたちが分業で仕上げるため、自分ひとりでできるものはないかと考えて、小物や洋服の作品を作るようになったそうです。ご主人は、やはり焼き物を作っているアーティストで、高橋さん宅には、優しく愛らしいご主人の作品も飾られていました。さらに興味をそそられたのが、このご夫婦の究極ともいえるスローライフです。まず、ご自宅からしてご主人が線路の枕木と電柱(普賢岳の噴火で埋まってしまったものを、自分で掘り出して運んでくれば無料で使っていいと許可され、ひとりで運んできたのだとか!)を材料に手作りしたというではありませんか!これは実物を見なければと、うっすら雪化粧した普賢岳を越えて取材の帰りに寄らせていただいたところ、ご夫婦の作品を販売している「山ぼうし工房」、ご夫婦の部屋、3人いる息子さんたちの部屋、そして三角屋根のトイレがそれぞれ別棟に建てられていました。敷石なども拾ってきたり、もらったりしたものですべてまかない、トイレの排泄物は、お茶を沸かす程度のガスと完熟堆肥として利用しているのだそうです。いやはや、ここまでの生活を実践されるとは天晴れとしか言いようがありません。薪ストーブが燃える工房は、こじんまりとしてなんとも心地よく、時間がないことを惜しみながら、青い無花果(イチジク)の実が描かれたワンピースなど、あれこれ買い物してしまいました。
山ぼうし工房のホームページ
http://www.fsinet.or.jp/~yamabosi/
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