
岐阜県森林研究所で、自動走行モノレールの研究開発に当たっている古川さんにお話を聞いた。
「モノレールは林道と違って汎用性が低く、架設・撤去も難しかったのですが、一方で急傾斜でも山腹を削るなどの土木工事の必要がなく、45度位の斜面なら直登も可能です。立木などの障害物もよけながら開設できるので、設置作業で山を荒らすことがありません。モノレールは急傾斜地での間伐作業の機械化に適しているといえます」と語る。
現在、開発中の自動走行モノレールは、「簡易架線集材のように張り替えながら使えるモノレール」という発想で開発したそうだ。レールは工夫を凝らしてパーツ化し、軽量化も徹底した。
「3人1組で1日に100m前後設置できるようにしました。また、レールの支柱にクレーンのような構造の積み込み装置を設け、レールより高い位置からの積み込みができるようにしています。台車は500kg程度の積載能力があり、コンピュータ制御で自動走行し、荷下ろしも自動的に行えます」。モノレールが行って帰って来る間に休憩や次の作業の準備ができるので作業員にも好評だという。
「まだ改良点はたくさんありますが、間伐材搬出コストを抑えることができるのではと考えています」。
現在、加子母森林組合の間伐林で実証試験を行っている自動走行式モノレールは、平成19年度の「森林整備革新的取組支援事業」に選定されたという。林業の機械化にユニークな風が吹くことを期待したい。
岐阜県森林研究所のホームページ
http://www.cc.rd.pref.gifu.jp/forest/
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