群馬県の形は空に舞うツルの形に似ている。その県土の3分の2が丘陵山岳地帯であり、北部から西部にかけ白根山、谷川岳、赤城山、榛名山、浅間山、妙義山と、名だたる山々が連なっている。
群馬県森林組合連合会の山田さんによると、「うちの県は国有林が47%もあり、高いウエイトを占めています。利根川の源流であるため、保安林率が森林全体の49.7%を占め、緑のダムとして首都圏の生活を支えているんです」と話す。
そして、人工林の占める割合は43%。その半分以上が植栽から36年以上経っており、木材として利用できる時期にきているとのこと。
しかし、手入れの遅れている森林や伐採されない森林も目立つという。「山が急峻で作業道もなく、材が出せない所も多いですね。誰の手も入っていない山もありますよ」といい、今後、間伐などの手入れがますます大切と訴える。
県も災害に強い水土保全林づくりを目指し、針葉樹と広葉樹の混交林などの森林づくりを進めているそうだ。
また、県では、ふるさとの山で育った木「ぐんま優良木材」への理解を深めてもらおうと、「杉百本」家づくり推進事業を実施。県内で家を建てる人に、杉の柱材100本を無償提供しているという。
さらに、首都圏に近い山林県だからであろうか、群馬はきのこ王国でもある。生しいたけ、ひらたけの生産量は全国2位、まいたけが3位という多さである。まさに、森林の豊かな県ならではといえる。 |