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「緑の研修生」ニュース 三重県篇

三重県と林業と緑の雇用

山本 敏雅さん
三重県森林組合連合会 総務課主任 山本 敏雅さん
地元、三重の木の普及を進めています。

「三重県は県土の65%が森林で、その82%が私有林です。気候、風土に恵まれていて、昔からスギ、ヒノキなどの人工林が多く、林業が盛んでした」と三重県森林組合連合会の山本さん。

中でも県南の尾鷲地区は、ヒノキを中心に全国にその名を知られている。また、飯高地区はスギが主体の林業地であり、松阪は素材や製材品の集散地となっているそうだ。

しかし、「木材価格の下落で、手を入れなくなった森林が増えていますね。素材生産量も40年前の3分の1に減っているし…」と嘆く。

そのため県ではいま、“三重の森林づくり条例”を制定して基本計画を作成しているところだという。それに、環境に優しい木の活用、木材自給率の向上により林業の雇用を確保しよう、と地域材の普及に努めているとのこと。

「この2月には“三重の木利用拡大センター”が営業を始めました。ここには県内の確かな製材メーカーから、木材の建築資材が出展されていて、家を建てたい人は安心して利用できます」と話す。

これらの取り組みが、林業の活性化につながるよう期待したい。



山際 功さん
三重県 林業労働力確保支援センター 林業雇用改善アドバイザー 山際 功さん
研修生には一芸に秀でる人になれ、といっています。

三重県の緑の研修生は、平成15年が30名、16年が26名、17年が11名と年々減少している。

緑の雇用事業を進めている三重県林業労働力確保支援センターの山際さんに、この原因を聞くと「公共事業が減ったことが大きいですね。事業体も仕事量が減っていて、採算性が問題になっています。だから、研修後の本格雇用へのハードルが高くなっているんです」とのこと。

しかし、林業の現場は高齢化が進み、後継者の確保は切実な問題。山際さんも「この事業は、作業班の若返りに必要です。実際に研修生を受け入れた組合は喜んでいるし、平均年齢が10歳くらい若がえったという声も聞きます」と話す。

また、「県の森林の約半分は間伐が必要で、まだまだ技術者が求められており、この事業に期待しています」とも。

そして、「最高の研修をしてもらって、業界に送り出したいですね」といい、「効果的なカリキュラムを考えたり、いい先生にお願いしたり、知恵を絞っています」。

さらに、「研修生には一芸に秀でる人になれ、と言っているんです。木を伐る名人とか、木のことは一番知っている人とか」と熱心に語る。

今後への希望を聞くと、「研修後の技術指導の制度もほしいですね。2、3年の期間で考えてもらえるといいんですが…」。その言葉からは、林業への愛着が感じられた。



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