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「緑の研修生」ニュース 宮崎県篇

宮崎県と林業と緑の雇用

スギ 宮崎は、スギの生産量が全国ナンバーワンです。

宮崎県は、北に祖母傾山系が連なり、西には九州中央山地や神話の山、高千穂の峯がそびえる。

県土のほとんどを山々が占めている、文字どおり森林のくにといえる。その森林率は約76%と高く、全国の5指に入るとのこと。

宮崎は、スギの生産量が全国ナンバーワン。特に飫肥(おび)スギは全国にその名を知られている。これは江戸時代の初期、およそ380年ほど前に、いまの日南市や周辺の南那珂地区に植林されたスギで、それが絶えることなく伝えられてきたという。

温暖温潤な気候と肥沃な地に育ち、材は脂分を多く含んでいて腐りにくく、昔から造船用に用いられていたそうだ。それに、弾力性や耐久性もあって強靱なうえに、シロアリに侵されにくい特徴を備えている。

また、宮崎は林産物も豊富。乾シイタケは大分県に次いで全国2位の生産量であり、筍や仏前用のシキミ、備長炭の生産も盛んだという。

そして、宮崎は、輸入材の使用が全国でいちばん少ない県。
さすがは森林のくに、ということを感じさせる。


大木さん 林業の後継者を増やしていくためにも、緑の雇用事業はずっと続けてほしい。

「昨年の4月から、この仕事に就きました」という大木さん。それまでは県庁の林業関係の仕事をしていたとのこと。

緑の雇用事業について話を聞くと、「県内のどこの事業体も林業に従事する人が減っているし、高齢化しています。これまで、自前では従事者を確保できないでいました。この事業でみんな助かっているし、たいへん役立っていますね」とにっこり。

今年度の緑の研修生は全部で93名で、女性も5名いるそう。全員、県内の9つの事業体で、一生懸命に実地研修に取り組んでいるところだ。

一堂に集まって、林業の基礎知識や基本的な技術を学ぶ集合研修は、基礎研修、専門研修とも県内4カ所(延岡・西臼杵地区、耳川地区、県央、県南)で実施されたという。

もうすぐ研修を終える彼らに期待することは、と聞けば、「1年間の現場での経験を基に、プロの森林の担い手をめざして、これからの森林と林業を支えていってほしいですね」と語る。

また、「林業の後継者をもっと増やしていくためにも、この緑の雇用事業はずっと続けてほしいし、期待しています」と結んだ。



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