本州の日本海沿岸のほぼ中央に位置する新潟県。東部に朝日山地、飯豊山地、越後山脈が、西部に西頸城山地がそびえ、県土の3分の2が森林に覆われている。急峻な山々や冬期の積雪など厳しい自然環境の下で、「緑の研修生」は元気に技術習得に励んでいる。梅雨空の下、新潟県のほぼ中央部にある五泉市を訪れ、研修生の声を取材した。
植付けは春(3月頃)に行うのが一般的だが、新潟のような豪雪地帯では秋に行う「秋植え」がほとんどだという。
11月から12月の雪が降る前までに行う。春は、まだ山に雪が残っているため植付けに適さないそうだ。
また、雪が解ける4月過ぎに植えると、1ヵ月ほど乾燥期が入るので根付きが悪いらしい。どうしても春植えをする場合は、梅雨まで待って植えるという。地元では「梅雨植え」と呼んでいる。地拵えも「段切り」と言って、斜面を階段状に整地して、そこに苗を植え付ける雪国独特のものがある。雪によって苗が押し流されてしまうのを防ぐためだ。雪崩防止の意味もある。段切りの土留めには間伐材を利用している。もともとは森林組合が作業歩道の階段用に開発した部材とのことだ。 雪解け後には、雪によって倒れた幼齢木を起こし、縄などで固定し垂直に育つようにする「雪起こし」の作業を行う。