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「緑の研修生」ニュース 大分県篇

大分県と林業と緑の雇用

大分県 大分方式の乾燥材は、高品質で知られています。

くじゅう連山、祖母傾山系、由布岳など、雄大な山々を抱えている大分県。

県内の森林組合のまとめ役である連合会の山本さんの話によると、大分の森林は県の面積の72%を占め、全国平均を上回っているという。県内の森林組合は全国に先がけて合併が進められ、いまは56組合から13組合になっているそうだ。

また、林業生産額においては全国シェア6位と多く、中でもスギ丸太の生産量は全国2位、乾シイタケの生産は全国1位と全国有数の規模を誇っているとのこと。

そして、スギの生産が多い理由に、高品質な製品づくりによる需要拡大への努力があるという。

「大分方式の乾燥材は高品質で知られています。これは、高温で乾燥する前処理をしてから4、5カ月寝かせるんですが、こうすることで芯割れが少なく、色がよく、スギ本来の香りと肌触りが残るんです」と教えてくれた。

さらに、「生産量を確保して、加工流通を推進させるために、南部、西部、北部、中部の流域ごとに地域の特徴に合わせた森林の整備や生産性を高める取り組みを進めているんです」と語る。

そこには、林業が不調ないまをいかに克服するか、という姿勢が見えてくる。


山本さん 山の技術を未来に伝えていきたい。

「大分県の17年度の緑の研修生は全部で34名いて、県内の9つの事業体で実地研修に励んでいます」と、緑の雇用事業の担当も兼務している山本さんは語る。

大分では、15年度の研修生85人のうち53人が、16年度は62人のうち44人が本格就業して働いているとのこと。

「本格就業してもらうことを前提に事業を進めていますが、今年の研修生も継続して働いてくれると思いますよ」とほほえむ。

研修生は、6、7、8月に3〜4日ずつ10日間の集合基礎研修を行い、安全の注意点や刈払機、チェーンソーの基本的な操作を学び、現在、実際の現場で実践している。専門研修も同様に3〜4日ずつに分けて10日間行われたそうで、そこでは風倒木の処理や掛かり木処理など特殊な技術や心構えも研修したという。

「山の仕事の後継者が少なくなってきたいま、この事業を活かして山の技術を未来に伝えていきたいですね」と話す山本さん。その言葉から、森林への熱い思いが伝わってくる。



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