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「緑の研修生」ニュース 徳島県篇

徳島県と林業と緑の雇用

木材 高性能林業機械を使ってコストを抑え、搬出間伐を進めています。

四国の東部に位置する徳島県は、その8割が山地の森林県。

1,000メートルを超える山も多く、一番高い剣山は標高1,955メートルで、県を南北に分ける分水嶺となっている。

「剣山の南側が豊かな森林地帯で、木頭林業地帯をはじめ古くから林業や木材生産の盛んなところですね」と、森林組合連合会の後藤さんはいう。

また、「徳島は民有林が多く、その人口林率は全国5位の62%で、人工林の4分の3をスギが占めています」。そして、こう続けた。「木材価格は安くなっているし、需要は少なく、徳島も林業は低迷しています。なので、手入れのされていない森林が増えていますね」と嘆く。

このため、県では森林の公益的な機能を守っていくために、平成12年度から間伐を推進する計画を策定して取り組んでいるとのこと。

それも、高性能林業機械を取り入れて間伐材搬出のコストダウンを図っているという。

切捨間伐から機械を使った搬出間伐へと変えていき、その間伐材は質のよいものを“徳島スギ”の原木として供給、質の落ちる材は合板向けの原木として活かすようにしているそうだ。

森林の現場から製品までの一連の仕組みづくりをめざして、いま“林業再生プロジェクト”を進めているという。森林で働く若い人の将来のためにも、このプロジェクトのさらなる発展を願いたい。



後藤さん
徳島県森林組合連合会 参事
後藤尚之さん
県外からの就業希望者が多く、住宅の確保が課題です。

緑の雇用事業の推進役でもある後藤さん。

聞けば、徳島県では平成11年から16年まで、労働力確保支援センターの主催で林業就業相談会を独自に開いていたとのこと。

センターには、毎年100件前後の問い合わせがあるそうで、「林業の仕事に関心をもっている人が増えていますね。以前、徳島市内で開いた相談会にも50人ぐらい集まり、その8割は県外の人でした」。

また、「いまでも県外からの問い合わせは多いですね。そんな人に来てもらうためには、住まいの確保が課題です」と話す。

今年度の緑の研修生は全部で29人で、いま8つの事業体で研修中だそう。集合基礎研修、専門研修は徳島市内にある森林林業研究所で行われたといい、「ここでは、木材の強度実験を見ることもでき、庭にはいろんな木々が植えられていて、樹木の勉強もできるんです」という。

そして、「いま林業は冬の時代だけど、森林を担う後継者は育てなければなりません。研修生が勉強するフィールドを確保するためにも、県の林業再生プロジェクトに積極的に参画していきたいですね」と林業への熱い想いを語ってくれた。



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