RINGYOU.NET 「緑の雇用」総合ウェブサイト
「緑の研修生」ニュース 徳島県篇
森林の匠に仕事を習おう!葛城奈海の林業体験レポートC

「緑の研修生」メッセージボードでおなじみの葛城奈海さんが林業にチャレンジ
しました。この日のために刈払機とチェーンソーの講習まで受けた葛城さん。
森林の匠から、森林の仕事のコツを伝授してもらいます。


徳島の匠に玉切りのコツを学ぶ。

徳島の匠近村さんと

いよいよ今回は玉切りにチャレンジ。
玉切りとは、伐り倒した木を所定の長さに切り離す作業のこと。一見地味な作業に見えるが、実は材の価値を左右する大切な作業だ。木の質、太さ、曲がり具合などを見て、どう切るか判断できるようになるには長い経験が必要だ。
今回は、とりあえず倒れている木の切り方を習う。
玉切りを教えていただく徳島の匠は美馬南部森林組合の近村さん。この道、40年の大ベテランだ。


近村: 材の取り方(木の切り方)は2m、3m、4mです。全体を見て、太さや曲がり具合を判断してどの部分を何mで切るかを決めます。柱材は3mか4mです。太い木の場合は2mで切り、板材にすることもあります。
葛城: ちょっと見ただけではわかりませんね。
匠: 一方向からだけではわかりません。上からと横から見ると木の曲がりがわかりますよ。


近村: では、宙に浮いた状態での玉切りをやってみましょう。宙に浮いている状態では上から切っていくと途中で木の圧力でチェーンソーのバーが取られてしまいます。
ですからある程度、上側を切ったら、今度は下から切っていくんです。
最初は上から切って行きます。
最初は上から切って行きます。


葛城: 上からと下からの切り口がぴったり合わないといけませんね。
近村: 上から切っていきチェーンソーの先端を木に沿わせて下側まで持って行き、軽く切り口をつけておき下から切るときの目安にします。
葛城: なるほど。でも難しそう。
近村: まずはやってみましょう。
ある程度切ったら、刃先を下側に木に沿うように持って行き、
ある程度切ったら、刃先を下側に
木に沿うように持って行き、


近村: 上出来です。木の状態を見て、安全な方から切るようにしてください。傾斜地だと切った後、木が転がってくる場合もあります。逃げる場所も考えておかなくてはなりません。
また、チェーンソーの上側先端部分が木に当たるとキックバックを起こすので十分注意してください。
そのまま今度は下から切っていきます。
そのまま今度は下から切っていきます。


葛城: 玉切りってきれいに切るのも難しいですが、木の曲がりなどを見極めて切らなくてはいけないんですね。材の商品価値を決める大切な作業だということがよくわかりました。
今日は、ありがとうございました。
見事に切ることができました。
見事に切ることができました。

[体験後記 徳島県篇]
今回玉切りを体験したヒノキの森林では、根元が白っぽくなっている木を数本見かけました。これは、猪がダニなどをとるために泥浴びをした後、体をこすりつけた跡なんだそうです。
そんな解説に驚きながら、足元にたくさんなっているフユイチゴをつまみつつ出番を待ちました。
匠の近村さんは、50〜60haの山をひとりで手入れしていらっしゃるそうで、近村さんにかかるとヒノキの玉切りというよりはお汁粉に入れる「白玉」でも切っているかのよう…。傾斜地など悪条件の場所でも正確にチェーンソーを入れ、瞬く間に美しい断面を作り上げるその技には、脱帽でした。 (葛城奈海)




このページのトップへ
Copyright(C) 2006 RINGYOU.NET. All Rights Reserved. プライバシーポリシープライバシーポリシー  サイトマップサイトマップ