県土の約8割が山地という徳島県。 |
| 美馬南部森林組合 西條 静茨さん |
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10年ぐらい前から林業をやりたいと思い続けていた西條さん。
お祖父さんが林業をしていたので子供の頃から山仕事を見ていた。 前職はスーパーで販売の仕事だったが、管理職になると仕事が忙しくなり、時間に追われストレスを感じていた。 結婚して子供もいたので、林業への転職は収入の面からなかなか踏み切れずにいたが、奥さんを説得して会社を辞め、研修生に応募した。 緑の雇用のことは前から調べていて、県森連に履歴書を送ったり、林業体験に参加したりして準備を進めていたという。 「夏場の暑さが想像以上。5キロぐらい痩せました」という。 林業のやりがいを聞いてみると「自然に携わっていることです。大きく言えば地球温暖化を防止している。誰かが携わっていかないといけないことです。先の長い話ですが、地球のためにがんばろうと心の糧にしています」と熱く語る。 今の作業班は年配者が多く中間の年齢層があまりいないという。「今、あせっています。ベテランの方たちが引退する前に技術を受け継いでおかないといけない。今日はこれを聞こう、明日はあれを聞こうと、毎日が勉強です」と語る。 |
| 美馬南部森林組合 山形 公紀さん |
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愛知からIターンで来た山形さんは、元キックボクサーというユニークな経歴を持っている。
「サラリーマンをやりながら趣味でやっていましたが一応プロでした」と物静かに答えてくれた。 大学時代は山岳部で、徳島県の剣山に登ったこともあるという。「営業の仕事にストレスを感じていて、昔から漠然と田舎で暮らしたいと思っていたので林業への転職を考えました」という山形さんは昨年、名古屋で開催されたガイダンスに参加した。 立ち寄った徳島県のブースに今の組合の職員がいて話をし、徳島で面接を受けることになった。しかし、ちょうど2人目の子供が産まれるところで、収入も減るし、休みも減る、どうしようか悩んだそうだが、奥さんの「行っちゃおうよ」というひと声で決心したという。 「おもしろいのは木を倒すとき。大きな木をスコーンと倒すのは気持ちいいですね。班長さんがとても気を使ってくれて親切に教えてくれます」と研修に満足な様子。移り住んだ脇町は思ったよりも都会で愛知にいる頃と変わりはないという。 土地を買い家も新築し、地元にしっかりと定着して林業を続けていこうと思っているそうだ。 |
| 美馬郡北部森林組合 松永 修さん |
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松永さんは京都の製薬会社に派遣社員として勤めていたが、部屋の中で働くのではなく、自然の中で働きたいと思い会社を辞めてUターンで徳島に帰ってきた。林業に就こうと思いインターネットで職探しをしているときに、お父さんが緑の雇用を紹介してくれた。 |
| 株式会社ウッドピア 武本 洋介さん |
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徳島市のイベント会社に勤めていた武本さん。阿波踊りなどのイベントの看板のデザインから施工、営業、管理までいろいろやっていたが、仕事が忙しくフラストレーションがたまり会社を辞めてしまった。 その後、ハローワークで紹介された緊急雇用で、山の仕事をしたのが林業に興味を持ったきっかけになった。県が主催したIターン・Uターン者向けの就業ガイダンスで、今の会社と相談。その後、会社が主催する林業体験会に参加し、研修生に応募した。 研修の感想を聞くと「想像どおり難しい職種だなあと思いました。技術的にも難しいし、これで稼いでいくのも難しい」と林業のきびしさを実感したようだ。 「でも、前の仕事はパソコンの前に座っていることが多かったので、今の仕事はおもしろいです。子供の頃から山はいいなあと思っていましたし…」と林業のよさも実感している。 武本さんは研修が終わっても、林業を続けて行けるとこまでやってみようと決めている。「前の仕事もおもしろかったが、今の仕事はやっていることに意義がある。技術や経験を身につけ、多くの人に山のことをアピールしていきたいです。 みんなが興味を持ってくれれば木の価格ももっと上がるのでは」ときびしさを認識しながら、未来への夢を育てているようだ。 |
| 阿波麻植森林組合 坂口 一弘さん |
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坂口さんは、お父さんと一緒に採石業を営んでいたが、景気が悪くなったので山の作業道づくりの仕事に従事していた。「採石の仕事の関係で重機の免許を取っていたので、経験を活かして山の作業道を作る仕事をしていました」。家にも山林があり、山仕事の手伝いもしていたそうだ。 そんな坂口さんが研修生になったきっかけは、森林組合からの誘いかけだった。「こんな企画があるから、林業のことを勉強してみては?」と緑の雇用を紹介され、やってみようと思ったという。山仕事の経験は少しあったが、実際の研修はとても勉強になったそうだ。 「かかり木を処理するときのレバーやチェーンソーの目立てをする際に使う固定道具など知らないものがたくさんありました」と語る。 坂口さんがいちばんわくわくするのは、新しい山にかかるとき。「どのくらい木があるのか、どのくらい間伐をすればいいのか、新しい山の様子を見るのは楽しいですね。わくわくします」と微笑んだ。 研修終了後は、作業班に入って働くのが希望。自分の家の山の手入れもしたいと夢をふくらませている。 |
| 徳島中央森林組合 上勝町支所 木村 明さん |
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木村さんは、徳島市の製造工場で派遣社員として働いていた。実家は、上勝町で料理の飾り付けに使うモミジやカエデ、ササなどの葉や花を栽培している。3年前に実家に帰った木村さんは、その手伝いを始めた。そのときに自然の中で働くことの素晴らしさに気づいたという。そして、土日を利用して山歩きをしているうちに林業を志すようになった。 「上勝町に森林組合の支所があるので相談に行き、緑の雇用のことを知り、ぜひやりたいと思いました」と研修生になるきっかけを教えてくれた。 しかし、研修を始めると最初は体力的にきつかったという。「山登りがきつかったです。夏の下草刈りのときも暑さにまいりました」という木村さん。 今は前に比べれば大分楽になってきたそうだ。今いる作業班には一昨年の研修生OBもいて、「いろいろ教えてもらっています。何でも相談できて心強いです」と語る。 林業をやってみて「最初はたいへんだなあと思いましたが、慣れてくるとだんだん面白くなってきました。先輩たちの作業を見ていて、自分も高性能林業機械の免許が取れたらいいなと思っています」と夢もふくらんでいる。 |
| 徳島中央森林組合 松原 辰巳さん |
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土木建築関係の仕事に長年携わっていた松原さん。近所に森林組合に勤めている人がいて、緑の雇用を紹介された。 お父さんが林業をやっていて子供の頃から山仕事には慣れ親しんでいた。3年ほど、手伝っていたこともあるという。 「山歩きにはけっこう自信があります。親父の跡継ぎはしたくなかったんだけど、いざやり始めたら林業は面白いです」と力強い。 山仕事の魅力を聞くと「やはり木を伐ること。思った通りの方向に倒れると、やったーって思います」。 今の作業班は班長さんと研修生OBと松原さんの3人編成だそうだ。「山仕事は昔やっていたので慣れてるけど、研修で新しく教わることは勉強になります。班長さんの仕事は、いつみても上手いなあと思いますね」と笑って答えた。 今まで伐ったいちばん太い木は直径が70cmほどだったそうだ。「細い木の方が倒れる方向が狂いやすい。それをどう調整するかが勉強です」と仕事の難しさを教えてくれた。 今は重機を使った作業はあまりやっていないが、土木の仕事をしていたのでユンボを使うのは得意だそうだ。 これからのことを聞くと「この仕事をずっと続けたい。今は上司に恵まれているので、技をどんどん盗んで、自分なりに身につけていきたいです」と大きな目標も持っているようだ。 |
| 徳島中央森林組合 藤川 清仁さん |
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鴨島町出身の藤川さんは、自営で土木建築関係の仕事をしていた。もともと山が好きで、いつかは林業をしたいと思っていて徳島県林業公社の面接を受け、半年ほど緊急雇用で山の仕事に就いた。 |