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緑の研修生新聞 森林の仕事ガイダンス篇
「緑の研修生」ニューストップへ 森林の仕事ガイダンスレポート 「緑の研修生」は語る 指導員・受け入れ側の声

「緑の研修生」は語る。

「森林の仕事ガイダンス」の東京・大阪・名古屋の3会場では、各地の「緑の研修生」たちによるトークショーが開催された。
トークショーの司会役は、RINGYOU.NETの「緑の研修生」メッセージボードのナビゲーターとして研修生たちとはおなじみの葛城奈海さん。
そのステージの様子を紙面で再現してみた。

トークショー司会 葛城奈海さん


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葛城: さあ、次の質問にまいりましょう。研修生になって、日常生活に変化はありましたかと伺いますと、早寝早起きになったという答えがいちばん多かったんですね。あと健康になりました、というのもあります。また木村さんにお聞きしますが、大きな変化があったようですね。
木村:

はい、以前は、普通の会社員だったんですけど、そのときは接客のストレスとか、いろいろなストレスがあって肋間神経痛、不整脈 腰痛があったんですけど、それが全部治ったんですよね。

葛城:

葛城 へえー、本当ですか?私も実は肋間神経痛持ちで、寒くなると差し込むように痛くなることがあるんですが、山はとっても寒いじゃないですか?

木村:

だから不思議なんですよね。山の空気とか環境のせいなのか、ストレスがないせいなのか?

葛城:

私も治すためには山に入るしかないかしら?(笑)
次の質問は、どんなときに転職をしてよかったですか?という質問です。長谷川さんは、どんなときによかったと感じましたか?

長谷川:

そうですね、仕事中にふと手を止めたときに、町では見ることができない、濃いブルーの空と真っ白の雲が木々の間から見えるとき、ああここに来てよかったなと思います。
私の町にはコンビニが一軒もなくて、信号も一つだけなんです。何にもない所なんですが、都会の生活にはないものが たくさんあります。そういうものを、ふとしたときに見つけたとき、よかったなと思いますね。

葛城:

なんかステキなお話ですね。
では、逆にどんなときに苦しいと感じますか?という質問です。皆さん、夏の暑いときの下草刈りがつらかったと口を揃えておっしゃいますが、長谷川さんは、どんなときに苦しいと感じましたか?

長谷川: 山の仕事は、身体が資本なので、体調の管理には気をつけているんですが、それでも体調を崩すことがあり、そのときが苦しいですね。身体もつらいし、仕事に出れば人数としてカウントされていますから、ちゃんと一人分の仕事をしなくちゃいけない。でも、みんなについていけないときに、もどかしさとか、気持ちの上でのつらさを感じたりすることもありました。
葛城:

では、今まで以上に体調管理には気を遣っているのですか?

長谷川:

そうですね。自分の身体をしっかり管理するのも仕事のうちだと言われています。今日は、風邪気味なので、まだまだ未熟だなと思います。

葛城:

中村さんは、どんなときに苦しいとお感じになりましたか?

中村:

夏は暑いですし、今の時期は寒いですから、そういった仕事上の苦しさや体力的な苦しさもありますが、それ以上につらいと感じたのは林業のベテランの人たちが「林業って言うのは3Kで、みんなやりたがらないんだ」ってボヤくことですね。もっとも、これは現実で、ベテランの方の息子さんたちは、林業は嫌だと言って都会に出て行ってしまう。僕ら研修生がやって来て、その代わりに働いているわけですが、ベテランの方たちは、それはうれしいんだけど一方で忸怩(じくじ)たる思いがあるとおっしゃるんです。
実はその話を記事にまとめて熊日新聞に投稿したら掲載されましてね。そうしたら、みんなとても喜んでくれました。新聞に球磨村の林業について載ることさえ珍しいのに、林業が素晴らしいということを書いてくれたのは君がはじめてだと言って。地元の人たちが見失っている誇りとか自信を、僕ら研修生が思い出させてあげることができたんですね。これからは、単にベテランから仕事を教えてもらうだけではなくて、ベテランが見失っているものを、僕らのような新入りが気づかせることができるんだなと、先輩たちがボヤく姿を見てつらかったことから、ちょっと気持ちをかえましてね、取り組んでいます。

葛城:

いいお話ですね。ベテランの方がボヤいて、切なかったんですね。

中村:

自分から進んで林業に飛び込んだ僕はどうなるんだよ!ってね(笑)。

葛城:

ベテランの皆さんが、中村さんの言葉や活動を通して誇りを取り戻してくださったら、こんなにうれしいことはありませんよね。

中村:

そう思います。

葛城:

「緑の研修生」という制度自体が、そういうものであったらいいな、と思いました。
では最後に、研修生から会場の皆さまにメッセージをお願いします。では、中村さんからお願いします。

中村: 私も以前は鉄工所で働いていたり、百貨店の営業をしたりしていて、林業とは縁がなかったんですけど「案ずるより産むが易し」で、実際にやってみると心配していたほど難しくないと思います。
マイナスなことを考えてもきりがないですから、成せば成ると、やってみりゃできるよと、ある意味楽観的に考えて、まず飛び込んでみることだと思う。飛び込むにはちょっとだけ勇気がいるんですが、僕の場合は、林業にはこれからたいへん大きな使命があるから!と自分で自分の背中を押しました。やってやれないことはない、というのが僕の今の結論です。
葛城:

はい、力づけられるメッセージですね。では、長谷川さんはどうですか?



長谷川 寛泰さん

群馬県神流川森林組合 長谷川 寛泰さん

アウトドアスポーツ派で、山で遊ぶのが大好きだったので林業をめざす。しかし、青い空と白い雲の美しさに惹かれるなどロマンティックな一面も。


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