美しい森林づくりにおいて、木材をいかに利用していくか、ということが大きな課題となる。和歌山県では、担当課だけでは限界があると判断し、平成9年に「木の国プロジェクト」を立ち上げた。これは副知事をキャップに庁内各部長等で構成され、公共工事・公共建築への紀州材利用促進を強く呼びかけるものだ。
このプロジェクトは着々と成果を上げていったが、平成16、平成17年と実績が横ばいとなったため、平成18年に「緊急!木づかい宣言」を発令し、平成18年度の利用目標を7,000立方メートルに定めた。庁内の関係各課に総勢50名の「木づかい推進委員」を置き、プロジェクトの体制を強化し、常に紀州材利用促進を意識するようにした。また、県内市町村や関係団体にプロジェクトのメンバーが直接足を運び、少量でもいいから紀州材を使って欲しいことを訴えた。この宣言の背景には、間伐材利用促進が、「緑の雇用」の発展や地球温暖化防止に大きく関係することがあったという。数々の努力が実を結び、平成18年度の利用実績は目標を上回った。
和歌山での間伐材利用は、建築物よりも森林土木工事に使われることが多いという。全利用量の約3分の1が森林土木での実績である。使えるところは、すべて木を!との姿勢で取り組んできた成果だ。バイオマスへの取り組みも、当面は製材所や温泉施設への木質ボイラーの導入など「小規模完結」型の施設を増やしていきたいとのことだ。
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公共建築物の木造化
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治山施設への利用
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小学校の木質化
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