「緑の雇用」総合ウェブサイト
東京会場『緑の研修生』からのメッセージ
森林を自分たちが守っていく、という使命感を持って働いています。
東京ガイダンスには8名の研修生が参加し、オリエンテーションコーナーでのトークショーに出演したり、研修生ブースで就業希望者からの相談を受けたりと忙しく過ごしていた。その中の4人の研修生からのメッセージをお届けします。
大きな夢を持って働かないと長続きしないと思います。
都賀 剛さん 茨城県 八郷町森林組合 平成17年度研修生
以前は景観エンジニアリングの仕事をしていた都賀さん。もっと自然に役立つ仕事がしたくて林業を志した。長野で林業関係の会社で働いてみたが、しっかりした技術を身につけたくて、Uターンで故郷の茨城に帰り「緑の研修生」になった。「将来は、伐採技術のスペシャリストになりたいです」と未来の匠を夢見ている。就業希望者へのアドバイスを聞くと「お金を稼ぐためなら、やめた方がいい仕事です。環境問題への関心や田舎でのスローライフなど、何かプラスαの夢を持っていないと続きませんね」。「欧米では、樹木に関する専門知識を持った人をアーボリスト(Arborist)といい、尊敬される存在です。日本の林業家も周囲の尊敬を集められるように、がんばっていきたいです」と力強く語ってくれた。
木を伐るだけが林業ではない。
いろいろな仕事があるので情報を集めてみてください。
川野俊哉さん 大分県 佐伯広域森林組合 平成17年度研修生
川野さんは、お父さんが林業をやっている。子供の頃から、山仕事の手伝いをしていたという。「学校を出てからは、土木関係の仕事をしていました。そのとき森林の中で行う作業があって、改めてお父さんの仕事はすごいな、と感じたのが林業をやろうと思ったきっかけです」と語った。今は主に組合の木材加工場でコンピュータ制御の機械を使い柱材の生産に携わっている。「加工場でもそうですが、仕事はあわてないこと。あわてると思わぬケガの原因になります。がんばろうという気持ちが強すぎると、気持ちばかりあせって周りが見えなくなるから要注意です」と、アドバイスしてくれた。今の仕事は、木を伐ったりすることはないが、自分には向いていると感じている。「森林組合の仕事でもいろいろな種類があるので、たくさん情報を集めてみてください」と締めくくった。
自分でこれだけやった、という達成感が生まれる仕事です。
松本勝幸さん 熊本県 鹿本森林組合 平成17年度研修生
愛知県で自動車組立業に就いていた松本さんは、Uターンで故郷の大分に戻り仕事を探していた。お父さんは林業をやっていて、中学生の頃はバイト感覚で手伝っていたという。ハローワークに行ったら、たまたま森林組合の緊急雇用があり、お父さんの勧めもありやってみようと思ったそうだ。「きつい仕事だけど、自分でこれだけやったという達成感が生まれます。しばられずに、のびのび働けるのもいいです」と林業の手応えを語ってくれた。就業希望者へのアドバイスを聞くと「同じ県でも組合によって条件がちがうので、いろいろな所の話を聞いてみるといいと思います」と答えてくれた。実家は米づくりもしていて、休みの日は手伝っているという。春からは組合の作業班で働くことも決まっている。最後に結婚は?と聞くと「実は来月、相手の家に話しに行くんです」と顔を赤らめた。
自分が森林を守っていくんだ、という使命感を持って働いています。
谷口辰也さん 鹿児島県 姶良西部森林組合 平成17年度研修生
谷口さんは電子部品製造などいくつもの仕事に就いてきた。その一つにカヌーの製造があり、そのときにアウトドアの趣味に目覚めたという。「最初は趣味でカヌーや釣りや登山を楽しんでいましたが、だんだん自然環境に関心を持ちはじめ、最終的に林業にたどりつきました」と研修生になるきっかけを語ってくれた。周りに林業をやっている知り合いがいて林業のたいへんさは聞かされていた。「そのせいか、きつかったですが想像していたほどでもありませんでした」という。「実家は山を持っていて、お祖父さんが手入れをしていたんですが、お父さんはほったらかしでした。今は僕が山の手入れをはじめたので家族から喜ばれています」と、すっかり林業が身に付き始めたようだ。最後に林業に対する心構えを聞くと「自分が森林を守っていくんだ、という使命感を持って働いた方がいいと思います」と頼もしい答えが返ってきた。
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