こんにちは、葛城奈海です。控室からは本日開催された大阪国際女子マラソンのランナーも眺めることもできたOMMホールから、ガイダンス2日目のレポートをお送りします。
日曜日のせいか、今日はご家族連れが目立ちました。丸太切りコーナーでは、編み下げ姿の小さな女の子が、たどたどしいながらも一生懸命丸太切りに挑戦している姿が愛らしかったです。
清水國明さんのトークショー、期待以上におもしろかったですよ!一番気になっていた「ツリーハウス暮らし」について最初に伺ったところ、「隙間風は入らないけど寒いし、風に揺れるので、打合せをしていると酔う人もいる……」とフランクな語りっぷりで会場を湧かせてくださいました。また、「農林漁業に携わっている人は、その人たちがいないと都会の人の暮らしも成り立たないのだから、もっと偉そうにしていていい」と、一次産業に携わる人にエールを送ってくださいました。さらに、「自然から切り離されている現代人の暮らしでは、本来通るべき道ではなくバイパスを通ってしまうため、本当の意味で大人になりきれない『子どな』が多い」と、自然に抱かれていることを忘れ、刃物や火など生きることに不可欠なものを過度に危険視する風潮に対して警鐘を鳴らす一方で、「海の魚がいきなり川では生きられないように、都会で暮らしていた人がいきなり田舎に移り住むのは無理がある。だから、汽水域で体を慣らしてから本格的に移住した方がいい」と、失敗しない秘訣も伝授してくださいました。
トークショーに続いて、丸太切りコーナーでは来場者と共に「丸太切りコンテスト」に参加。これは、あらかじめ重さを確かめてもらった木製の小物立てと同じ重量になるように丸太を切ってもらい、一番近い重さだった人が優勝というルールです。優勝したのは、ログハウスに住むことを考えているという熟年女性で、賞品として清水さんのサイン入りの著書をご本人からプレゼントされ、大変うれしそうでした。素敵なお話をしてくださった上に、腰痛を押してサービス精神たっぷりに奮闘してくださった清水さんに感謝です。
うれしそうといえば、クイズラリーに答えて森林の恵みをもらうという企画で最大の賞品だった、「折りたたみ式間伐材チェア」をゲットし、大喜びしていたのは広島から来た男性でした。湖畔の別荘にでもあったら似合うような立派な椅子なので、「どこで使いますか?」とお聞きしたところ、「うちは狭いので、嫁さんの実家に贈ります」と、親孝行に活用されるようでした。
梶谷さんのチェーンソーアート実演も、昨日に続いて盛り上がりました。一番前の席で熱心に見ていた方に話しかけたところ、「ちょうどチェーンソーアートを始めようと思っていたところです」と絶妙なタイミングだったようで、「すごいですね〜。いろいろ参考になりました」と梶谷さんの技に感動しつつ、必要な情報を得られたと満面の笑みでした。
今回の大阪ガイダンスでは、2日間を通じてステージでのイベントが次々と繰り広げられたため私も大忙しでしたが、たくさんの笑顔を見られたことがなによりの励み、張り合いになったように思います。
このガイダンスに来てくださった方々がこれまでよりも少しでも森林に関心を持ってくださり、またその中から、新しい森林の担い手が生まれ、育ってくれたらと思います。清水さんが「育むことの大切さ」を語ってくださいましたが、このガイダンスも「森林を大切に思う心を育む場」であれたのだとしたら、関係者のひとりである私にとっても望外の幸せです。