日本伐木チャンピオンシップ(JLC)

過去の大会

WLC 2014 第1回日本大会(JLC)
日本伐木チャンピオンシップ in 青森

2014 年5月11〜12日、快晴の下、青森県青森市雲谷の「モヤヒルズ」で、日本で初めて「日本伐木チャンピオンシップ(以下JLC)」を開催した。

参加者は全国から選び抜かれた精鋭20名。
経験豊富な青森県勢に注目が集まる!

 参加選手は、西は佐賀県から東は青森県までの8県、各地区から選抜されたベテランから若手まで総勢20名の強豪たち。世界大会への切符は4枚。全種目採点結果上位からプロフェッショナルクラス(24歳以上)3名、ジュニアクラス(24歳未満)1名が選出される。
 
 実は過去、青森県勢はWLCに2回参加している。そのため青森県勢に注目が集まったが、最初のソーチェン着脱競技で静岡県の佐藤博之さんが18秒台の高得点を叩き出した。また、伐倒競技では、群馬県の今井陽樹さんが伐倒した木を木杭に見事命中させ、この種目の最高得点をマークするなど、緊迫した戦いが繰り広げられた。
 
 初日の4競技を終えて、群馬県の今井陽樹さんが青森県の前田智広さんを1点の差で押さえてトップに立ち、3位に埼玉県の縣毅史さん、4位に青森県の秋田貢さん、5位に静岡県の佐藤博之さんという成績だった。
 
 2日目の「枝払い競技」は、前日の得点の低い順に2名同時に競技を行う。
 スタートは午前9時。選手は早くて20秒、遅くても30秒〜40秒で、巧みに鮮やかに枝を切り落としてゆく。
 午前11時15分、最終組のスタートが迫る。昨日1位の今井陽樹さんと2位の前田智広さんだ。審判がスタンバイを告げる。唸る2台のチェンソー。スタート。勢いよく飛び出した2人の挑戦者は、腰を低くチェンソーを上下左右に巧みにコントロール、スピードは前田さんが上だ。さすがに両者見事な枝払いの技術で、スタートして19秒、最短記録で前田さんがゴール。今井さんは24秒だった。歓声が会場を包む。審判がタイムとペナルティ・ポイントを発表し、すべての競技が終了した。

「緑の雇用」研修生2名が世界大会へ。
若手の活躍に期待!

 戦いの結果、優勝は青森県の前田智広さん、準優勝は群馬県の今井陽樹さん、3位に青森県の秋田貢さん、そしてジュニアクラスの優勝者は青森県の先風マ正さんに決定した。同時にこの4人がWLCの出場権を獲得した。
 一人ひとり壇上に上がり、大会の感想や応援してくれた仲間と家族へのメッセージ、林業への夢や課題に取り組もうとする熱い想いを告げる。

1位:青森県の前田智広さん、2位:群馬県の今井陽樹さん、3位:青森県の秋田貢さん

胴上げをされる選手たち


世界大会に出場する4名
 表彰式終了後、選手同士が互いを讃えあい、表彰者全員の胴上げと、シャンパンならぬミネラルウォーターシャワーがステージ上で繰り広げられていた。林業仲間の全国的な絆をいっそう深くする絶好の機会になったのではないか。
 
 世界大会へ行く4名のうち、2名は20歳代。「世界に行きます」と周囲に宣言して今大会に参加したという2位の今井さんは、まだキャリア5年目の気鋭の若手だ。しかも、「緑の雇用」研修出身。この仕事が楽しくて仕方ないが、大会3日前には緊張がマックスとなり、「焦ってしまうと普段はしないような動作をしてしまうので、いつもどおりにやれば大丈夫」と自分に言い聞かせたという。また、ジュニアクラスの先浮ウんは、現在「緑の雇用」研修生だ。
 
 日々の仕事でチェンソー技術を研鑽することが、世界へ通じる道となる。日常の山の作業とは違い、観客がいるなかでのプロフェッショナルな競技。日ごろの成果を披露し、華々しく競い合って、世界大会に参加できれば、未来に夢が広がるだろう。
 森の仕事に将来性を見いだし、積極的に山に飛び込む若者が増えている。林業を舞台とした映画『WOOD JOB!』も公開され、これから林業を目指す人がますます増えてくるに違いない。
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