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仮家 晋一郎さん

(財)気象業務支援センター・専任主任技師:気象予報士
村山 貢司(むらやまこうじ)

1949年東京生まれ。
1972年日本気象協会入社、2003年(財)気象業務支援センターに移り現在に至る。
2007年3月までNHKテレビ『おはよう日本(土日祝日)』、『週刊ニュース(土)』の気象コーナーを担当。
気象、地球環境、温暖化、花粉症に関する専門家として幅広く活躍中。

林野庁スギ花粉動態委員会委員、環境省ヒートアイランド影響評価委員会委員、東京都花粉症対策検討委員会委員、「花粉の少ない森づくり運動」推進委員会副委員長、NPO花粉情報協会副理事長などを務める。
著書は「病は気象から」(実業之日本社)「花粉症の化学」(化学同人社) 「気象病」(NHK出版)「台風学入門」(山と渓谷社)など多数。
最新の著書は「お天気ジンクス」(祥伝社)



「若い人たちの感性を林業の世界に生かしてほしい」

今回は気象予報士としてご活躍をされながら、温暖化問題や農業、森林づくり、花粉症対策等でも積極的に活動されている村山貢司さんにお話しを伺いました。

―日本の林業や森について、日頃どうお感じになっていますか。

日本では、「緑を増やしましょう」というと「植林すればいい」というところまではすぐに考えるのですが、実はそこで止まってしまう。本当は、植えて、育てて、使って、また植えて。というサイクルが回らないといけないのですが、そうなっていない事が問題です。
木材だけではないかもしれないですが、国内のものを利用することを本気で考えてゆかないといけないのでしょう。国産材がもっと使われて、林業や森林が復活すれば、水や空気ももっとおいしくなるはずですしね。
日本国内の二酸化炭素の排出量を月別で見てみると、夏場にはぐっと下がります。この時期に森林が盛んに光合成をして二酸化炭素を吸収しているんですね。二酸化炭素削減のためにも自然の力を最大限に利用することも大切です。

―森林そのものに対する温暖化の影響はいかがでしょう。

同じ植物という観点では、農業では既に温暖化の影響は非常に深刻です。
たとえばお米がそうですね。従来使われていた品種では気温が高すぎて実を結ばないなど、影響がすでに出ています。
現在、各地で熊が森から町に出てくることがニュースになっています。熊の食べ物になる木の実(どんぐり)が、お米と同じように実を結ばないことが原因といわれています。
間伐がされないなど人の手が入らないことによる森林の劣化もありますが、温暖化でも日本の森林は相当弱っていると思います。

―緑の研修生にメッセージをお願いいたします。

若い人や違う業種から林業に関わる人が増えてゆくことは、林業のこれからにとって、とても大切なことと思います。
気候が変わり、従来のやり方では品質の高いものが取れなくなっているのは、農業だけでなく、林業でも同じことと思います。先輩から従来のやり方をしっかり学びつつ、新しい感性で工夫して、今の時代に合った森林作りを見つけほしいと思います。期待しています。


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