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こんにちは、葛城奈海です。雪でも降ってきそうな空の秋葉原から、東京ガイダンス2日目のレポートをお届けします。
ありがたいことに、昨日に引き続き、全森連や東京のブースはじめ各県のブースも順番待ちの人が幾重にも重なる盛況となりました。特徴的だったのが、若い人が多かったこと。中でも溌剌とした女性の姿が目立ち、会場内も華やかな雰囲気だったように思います。三重県のブースには、大阪で目にした手書き風横断幕に、さらにニューバージョンが登場。『“男の自慢”架線集材の技術 三重!』と力強くアピールしていました。
研修生の相談コーナーもフル稼動。そんな中で、ひときわエネルギッシュだったのが、山形県の岡田さんです。腕まくりをし、身を乗り出して「やるからには、10年20年続ける覚悟できてほしい。だらだらやってたって、意味がないんです」と熱弁を振るっていました。岡田さんは、今回トークショーに出演してくれた研修生の中では唯一のOBなので、ステージでも「作業の段取りを効率よくするにはどうすればいいか悩むことが多い」といった、自分のことで精一杯な一年目の研修生とは一味違う話を聴かせてくれました。また、「今度の4月にようやく妻やふたりの娘たちと同居できるのが楽しみ」と語ってくれた愛媛の鈴木さんは、横浜在住の6歳と3歳の娘さんが、おばあちゃんに連れられて応援にかけつけてくれました。「娘たちに故郷を」という気持ちから移住を決意したという鈴木さん。ステージ終了後には、娘さんたちは「4月からの家の『表札を作る』と言って、お山の森の木の学校に駆けて行っちゃいました」と笑顔をほころばせていました。
そして、本日の目玉は、女優の中嶋朋子さんのトークショーです。大阪ガイダンスでも2日目に登場してくださいましたが、大阪のステージ終了後には、研修生OBの梶谷さんによるチェーンソーアートの実演もご覧になったとか。設計図もひかず、丸太からみるみるうちに作品を彫り上げるスピードに驚くとともに、刃を入れる前に指差しながらあれこれ頭の中で考えている様子が「木と話をしているようだった」と新鮮な感想を寄せてくださいました。今日はご家族連れで会場に足を運んでくださった中嶋さん、9歳になる息子さんは、やはりお山の森の木の学校の木工に夢中で、次々と作品を作っては、楽屋にいる中嶋さんのところに持ってきて、目を輝かせながらあれこれ説明してくれたそうです。
梶谷さんのチェーンソーは今日も快音を響かせていました。昨日と違って風がやんだせいか、お客さんたちも足を止めて食い入るように梶谷さんの作品作りに見入っていました。小さな梯子のかかったツリーハウスのような作品や椅子に座った熊など、優しいテイストの作品の数々に思わず手が伸びてしまうのでしょう、いとおしそうに撫でている人を何人も見かけました。
ステージから客席を見ていてると、つくづく今回のガイダンスには多くの方が足を運んでくださったなあと感じます。実は、昨日の来場者のおひとりからメールが届いていたのですが、「後継者不足とは知っていましたが、林業というと事業かなにかで失敗した人が行く、悲壮感ただようものだと思っていました。しかし、老若男女でいっぱいの会場を見てびっくり。いかに環境に対する世間の関心が高まっているかを強く感じました」とのこと。私がこのガイダンスで改めて感じたのは、林業が背負っている責務の重大さです。というと硬い表現になってしまいますが、要は、健全な森を残していくことが、いかに大きな意味を持っているかということ。森を守ることは海を守ることでもあり、日本人が伝統的に受け継いできた技術や文化を受け継ぐことであり、未来を担う子どもたちに豊かな自然や健やかな体、四季や情緒を感じる繊細な感性、そういった非常に大きな財産を受け渡していくことでもあるのです。そう、林業の担っている使命は重大です!だから、日々こんな大きな意味合いを持つ仕事をしてくれている森林の担い手たちは、もっともっと自分の仕事に誇りをもっていいし、私自身、森林の担い手の皆さんにそうした意識をもってもらえるよう、微力ながらもっともっと力を尽くしていこうと気持ちを新たにしました。これを読んでくださったみなさん、共に力を合わせて、がんばりましょうね!
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