「そのときは職業として林業に就くことは思いつかず、技術が身につき、人のためになることがしたくて介護の仕事に就きました」と話す。
しかし、介護の仕事は夜勤が多く、過酷なものだったという。「人に感謝されるいい仕事だと今でも思っていますが、自分の身体が壊れていくような疲れ方だったので不安になり転職を考えました」。
そんなときにテレビ番組で林業が紹介されているのを見て興味を持ち、インターネットで情報集めをして「緑の雇用」制度のことを知ったそうだ。「とにかく林業を実際に体験してみようと思い、近県の林業体験ツアーや職場見学会に参加しました。神流川森林組合を選んだのは、職場見学会で行ったときにIターン者が多く好感を持ったのと、群馬県労確センターのご担当者が熱意のある方だったので、ここでやってみようと思いました」。
今は間伐が主な仕事で40年生ぐらいの木を伐っている。作業班は保育と林産に分かれていて、副島さんは保育班で働いている。林産班は高性能林業機械も使っているそうだが、斜面が急峻な山が多く、機械が入れないところもたくさんあるそうだ。
「将来的には林産もできるスペシャリストになりたいですね。今は、保育班でしっかり技術を身につけたいです。体力的な不安もありましたが、夏の暑さも何とか乗り切ることができました。今はまだ研修生の1年目なので、本当に大変なのは一人前の仕事を求められるこれからだと思います」と覚悟のほどを語ってくれた。
これから林業就業をめざす人には、「自分も職場見学会などで林業体験を重ねていくうちに、やれるかもしれないと気持ちが固まってきました。林業体験ツアーや職場見学会に数多く参加することをお勧めします。現場の生の姿を見た方が、気持ちも固まります。後は社会保険の制度が整っているかなども事前に調べておいた方がいいでしょう」とアドバイスしてくれた。
神流川森林組合のホームページ
http://www.kannagawa.or.jp/
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