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研修生の声

研修生の声

研修を受けながら、実際に森林の現場で活躍している
全国各地のフォレストワーカーの声をご紹介します。、
彼らの“声”をどうぞお楽しみください。

INTERVIEW

唐鎌さん

千葉県
「緑の雇用」フォレストワーカー2年目

林業は我流が通用しない仕事
つねに周囲の安全を考えています

Q1.林業に入ったきっかけは?

造園や土木建築系の専門学校を卒業してから造園業の会社に7年務めていました。その会社では、職人もやりつつ現場監督もやり、いろいろな現場を経験しました。その後、家業が造園業と林業を兼業しているので、会社を継ぐために実家に戻り、本格的に林業をやるようになりました。

Q2.今の仕事の内容は

千葉県内の山林で間伐、除伐、下草刈りなど、山を整備する仕事がメインです。最近は、ナラ枯れの被害を食い止める仕事も多いです。ナラ枯れは、カシノナガキクイムシがナラ科の木に穴をあけて入り込むことで起こり、入られたナラの木は立ったまま枯れてしまい大きな問題になっています。

Q3.林業の魅力

自分は、機械いじりが趣味なので、自分で整備したチェーンソーを使って木を倒す仕事が好きです。林業は、日が暮れたら仕事を終えるので残業がなく、時間的に余裕を持てる仕事だと思います。自分はいま趣味でバイクを一から自分の手で部品を組み上げて製作しています。自分がかっこいい!と思うバイクを作りたいんです。

Q4.林業で大切なこと

林業は我流が通じない仕事だと思います。安全な作業を行うには、会社や親方、先輩の言うこと聞いて、聞き流すのではなく、何故こう言われたのかということを自分で考えながら、言われたことをしっかり自分のものにして仕事に向かうのが大切だと思っています。

Q5.林業で厳しいと感じたことは

木は思っている以上に高さがあり、このぐらいの高さだろうと思って倒してみたら予想よりもずっと遠くまで木が倒れた、ということもあります。もし、そこに作業員がいたらとても危険です。自分だけではなく周りの仲間の安全を考えて、つねに注意深く作業をする必要があります。

Q6.林業を考えている人にメッセージを

林業は、田舎暮らしやアウトドアライフ、自給自足生活など、生活面でも今までの暮らしとは違った暮らしができる仕事です。そういう暮らし方を望まれる人なら、仕事もプライベートも充実させられると思います。山で食べるカップラーメンはとても美味しいので、もし現場に来てくれたら、お昼をご馳走しますよ(笑)。