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研修生の声

研修生の声

研修を受けながら、実際に森林の現場で活躍している
全国各地のフォレストワーカーの声をご紹介します。、
彼らの“声”をどうぞお楽しみください。

INTERVIEW

河原木さん

秋田県

狩猟がしたくて林業に、
山の中での楽しみを見つけていこう

Q1.林業に興味をもったきっかけは

大学生の頃、何に就きたいか迷っている頃、狩猟やジビエがブームになりました。僕もイノシシやラムの肉は食べたことがあって、美味しかったなぁと思って。農業や狩猟で生計を立てる自給自足的な生活は面白そうだなと考え、目指すことにしました。
法学部を卒業した僕には、農業や狩猟などのノウハウがなかったので、偶然大学で開催されていたUJIターンにも講座に参加しました。個人的なつながりもあった青森県で働こうと思ったのですが、青森県の担当者の方が席を外しており、近くにあった秋田県のブースに行きました。そこで、秋田県がマタギ発祥の地と知り、これは行かねば!と思い、ちょうど3泊4日の体験移住があるから参加しないかと誘われ、約1か月後、現役のマタギの方にお世話になりながら、山の中での生活を体験しました。
林業を選んだ理由は、僕の移住の目的は狩猟だったので、そこで培う知識やノウハウなどを活かせる仕事が林業だったからです。

Q2.就職先の見つけ方は

今の会社には、大学4年生時で受講した秋田県の林業支援講習の期間中にあった懇親会で社長と知り合って就職しました。この講習は1か月ぐらいの間に刈り払い機、チェンソー、小型車両系の資格がとれ、レンタカーも貸し出してくれるので休日は秋田県内を周り移住する地域も探索できます。

Q3.造林という仕事の魅力は

造林は下刈りや除伐、地拵え、植え付けという作業があります。夏は国有林の造林事業、冬は社有林で切り捨て間伐などの作業をしています。造林の魅力は自分が植えた苗を下刈りなどで育てるところです。次の世代にバトンをつなぐという林業の良さを実感できます。このほかに、苗木の生産もしており、年間約20万本のコンテナ苗をつくっています。

Q4.林業を考えている人にメッセージを

現場に入りたての時は体力が持つか不安だったのですが、作業していれば体力がつきます。5年目にもなると余裕が持てるようにもなり、自分だけではなく後輩の面倒も見ないといけない。その時に新人には、体力や技術はおいおい身につくので、やる気を持ってもらえればいいと伝えています。そして、せっかく山で働くのだったら、自分なりの山の中の楽しみかたを見つけると仕事のモチベーションにもなるから探すようにとも伝えています。あなたも見つけて林業を一緒に頑張っていきましょう。