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研修生の声

研修生の声

研修を受けながら、実際に森林の現場で活躍している
全国各地のフォレストワーカーの声をご紹介します。、
彼らの“声”をどうぞお楽しみください。

INTERVIEW

西野さん

徳島県

東京で働いていたら得られない、
そんな価値あるものを手にできた

Q1.林業という仕事を選んだきっかけは?

私は茨城県出身で、東京で暮らしていました。前職は営業担当で、特に職場でも得意先でも人間関係に不満はありませんでした。ただ東京での生活に関して、「ある程度の収入を得るためには長時間働かざるを得ない」といったワーク・ライフ・バランスを保つ難しさを感じていて、移住と転職を同時に考えるようになりました。もともと自然が好きなことに加え、何かスケールの大きな仕事に携わりたいと思い、YouTubeを見たり、インターネットで調べたりして、「徳島県」で「林業」をやろうと決めたわけです。

Q2.実際に体験してわかった林業の魅力とは?

林業の仕事は何か一つのことに突出するよりも、作業を満遍なく平均的にできるほうが効率的です。この仕事を始めて3年、伐採でも搬出でもまだまだ基本の技術を積み重ねている段階ですが、そんな私が林業を始めて一番楽しいと感じるのは、やっぱり木を切ることと、木を切った後に地面が揺れることです。木が並んで「川」の字のように倒れている様は壮観で、作業後の山はとても明るくきれいになります。達成感もありますし、やりがいを肌で直接感じることができるんです。

Q3.移住して働くことについての感想は?

移住に関しては、18歳で上京したこともあり、一人で違う環境に飛び込むことへのためらいはありませんでした。もちろん不安はありました。それまで関東圏から出たことがなかったので、徳島の文化や気質、言葉がどんなものかわかりませんでした。実際に来た当初は阿波弁が聞き取りにくくて、仕事でも指示された内容をよく聞き返したりしたものです。でも今は徳島に来て本当に良かったと思っています。毎日仕事が楽しいし、それに海もきれいで魚も美味しい。何より、こちらに来て結婚もしましたので。

Q4.将来の夢について教えてください!

私の夢は、まず健康で楽しく仕事をして生活していくこと。満足できる毎日を送りたいです。仕事に関して言えば、林業は様々な経験や知識、情報を持つ人が集まっているので、いろいろな企画を実行に移しやすいんです。例えば林業事業体として自分たちで山を持ち、丸太を組んでステージを作り、音響なども入れれば、フェスやカラオケ大会などのイベントやお祭りなども行えます。そうした林業を発展させた何か新しい事業を、10年くらい先に実現できたりするといいですね。

Q5.林業を目指そうという人へメッセージを!

今の時代は、転職という選択が必ずしもその人にとってマイナス評価にはなりません。若ければ若いほど転職しやすいですし、そこで林業を選んでもらえるととても嬉しいです。たとえ前職で習得した専門的なスキルが、林業に直接関係がないものでも、いつかそれを生かせる機会がきっと来ます。様々な仕事をされてきた方が林業に就いていただくことを今から楽しみにしています。